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2007年11月 7日 (水)

再起の辞

0711071 平成19年11月7日

衆議院議員 小沢 一郎
この度、党首会談をめぐり、国民の皆様、民主党の支持者、党員、同僚議員の皆様に多大のご迷惑をおかけしたことを、心よりお詫び申し上げます。
そして、皆様のご叱声をいただき、2日間沈思黙考、この体にもう一度鞭を入れ、来たる衆議院総選挙に私の政治生命の全てをかけて、皆様とともに全力で戦い抜き、必ず勝利する決意をいたしました。どうぞ宜しくお願いいたします。
ご覧の通り、私は今なお、不器用で口下手な東北気質のままであります。したがって、どうしても説明不足になりがちであります。
振り返ってみると、それが今回の混乱の一因になったのではないかと思います。最初から、国民の皆様、党員、同僚議員の皆様に私の思いを打ち明け、丁寧に説明すればよかったのではないかと反省しております。
本日は国民、党員の皆様に、私の思いを率直に語ろうと決心して、この場に参りました。
私は14年前、自民党を離党して以来、ただひたすら、政権交代可能な二大政党制を確立して、日本に議会制民主主義を定着させ、そして国民のための政策を実現する仕組みをつくることを目指して参りました。それが、この14年間の私の唯一の行動原理であり、今も将来も、私の政治生活が終わる日まで、それが変わることはありません。
であればこそ、次の総選挙で民主党政権を実現できなければ、私は本当に、死んでも死に切れないと、必死なのであります。
幸い、民主党は先般7月の参議院選挙において、国民の皆様から参議院第一党という、極めて重い地位を与えられましたが、実はその大勝利の瞬間から、私の中で2つの思いが深くなってきました。
1つ目の思いは、次の衆議院総選挙では、何としても必ず勝利し、絶対に民主党政権を樹立しなければなりませんが、特に参院選勝利後の楽観的な考え方のままでは、勝利はおぼつかないという危機感であります。
民主党政権樹立のためには、前回の3倍もの小選挙区で勝つことが絶対条件であります。この厳しい現実を直視しないで、総選挙に勝利することはあり得ないと思います。総選挙は参院選勝利の余勢をかって、その勢いだけで勝てるほど甘
くはありません。
正直に申し上げて、参議院選挙での全国遊説では、各地で多くの支持者から「日常活動をもっとやれ」と厳しいお叱りをいただきました。
私たちは、一人一人が自民党に負けない活動をして、もっと国民の皆様のご理解をいただき、もっともっと強くならなければなりません。それが、総選挙勝利の最低条件なのであります。
次の総選挙は、私たち民主党にとって、また私たちを支持していただいている多くの国民に対して、敗北は許されない決戦であります。
その責任の重さと、党の現状への危機感とを、私は毎日かみしめて参りました。もちろん、次の総選挙はあらゆる意味で、私にとって「最後の一戦」であることは、申し上げるまでもありません。
先ほど申し上げたもう1つの思いは、衆議院では依然として自民党が圧倒的多数を占めている「衆参ねじれ国会」において、私たちが参院選マニフェストで国民に約束した「国民の生活が第一」の政策を、どうやって実現するかということであります。
参議院の同僚議員が一生懸命努力して法案を作り、参議院で可決して衆議院に送付しても、「ねじれ国会」では、年金改革、子育て支援、農業再生をはじめとする民主党の主要政策は、このままでは成立させることが困難であります。
それで本当に、国民の皆様にお許しいただけるのだろうか。内外の情勢が切迫している今日、「次の総選挙に勝利して“ねじれ”を解消するまでお待ちいただきたい」と言い続けられるのだろうか。実際に臨時国会が始まると、国会の責任の半分を担う民主党の代表として、その思いが私の心の中で日に日に重くなって参りました。
その2つの課題を同時に解決する方法はないものだろうか。自民党との政策協議で「国民の生活が第一」の政策が取り入れられ、場合によっては政権の一翼を担えば、私たちの主要政策がいま実現できる。政権担当能力を目に見える形で示すことができる。それで日常活動を補うこともでき、総選挙で勝つ可能性が高まるのではないか、とも考えました。
福田総理から党首会談を呼びかけられ、政策協議の最難関である安全保障政策で総理が最大限の譲歩を示し、最後に民主党との連立政権樹立を要請された時、私は2つの課題を同時に解決する1つの方法かもしれない、政策協議に応じたらどうかと考え、役員会で提案いたしました。
しかし、役員会では、政策協議に応じないで、あくまでも総選挙での勝利によって政策実現を目指す―との意見が大勢でありました。それを受けて私は直ちに、
福田総理に連立政権はもちろん、政策協議も受け入れられないと回答いたしました。
今にして思うと、あのとき役員会で、「もはや政策協議や連立という方法はとらずに、今後、日常活動を強化して、総選挙での必勝のために頑張ろう。私もその先頭に立つ」と取りまとめればよかったと、反省いたしております。
しかし、その後、いろいろな憶測や誤解により、混乱が生じたことに対して、「けじめ」はつけなければいけないという思いが先に立ち、代表辞職願を提出いたしました。これまた、いかにも不器用なやり方であったように思います。
それにもかかわらず、今回、菅代表代行、輿石代表代行、鳩山幹事長をはじめとする執行部の方々、また衆参両院の同僚議員の皆様が率先してこの混乱を収めて下さったことに対し、本当に心から感謝を申し上げます。
皆様のご好意に対しては、私も新たな覚悟をもって応えなければなりません。私にもう一度代表を続けさせていただき、「最後の決戦」に当たらせていただきたいと思います。どうぞ皆様、ご協力を宜しくお願い申し上げます。
本日、再スタートの第一歩として、直ちに、菅代表代行、輿石代表代行、鳩山幹事長らとともに「衆議院選挙対策本部」を立ち上げ、目前に迫っている総選挙に向け、衆参一体の「総力体制」を確立したいと思います。
1年半前、私は代表に就任するに当たり、「政権交代を実現するために、まず私自身が変わらなければならない」とお約束いたしました。その約束を改めてかみしめ、総選挙に向けて、死にもの狂いで戦う覚悟であります。
みんなで心を一つにして、総選挙の勝利と政権交代を実現するために、頑張ろうではありませんか。
最後に、国民の皆様におかれても、政権交代を実現して、「国民の生活が第一」の政治を実行するために、一層のご理解とご支持を、心からお願い申し上げます。Sdscf0031

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